続いて訪れたのは、外観からして怪しげな「MURDER AND MAYHEM」。その名の通り、犯罪小説やホラー小説を専門としているお店。店内のあちらこちらに茶目っ気たっぷりの遊びがあって、内装を見ているだけで楽しい。
ライオン・キングのような外壁に…
看板のレトロ感がたまらない。
悪趣味一歩手前のイギリス的ユーモア。
至るところにこんな遊び心がいっぱい。
「MURDER AND MAYHEM」の向かいに位置する「ADDYMAN BOOKS」。
すっきりした外観だけど…
やっぱりイギリス人らしいユニークな張り紙。
ここのすごいのは2階で、小さな部屋や廊下、とにかくあらゆるスペースに本が所狭しと並んで(転がって?)いる。
もはや売り物の体裁すらなしていないのが逆に魅力的。
そして次は、日の高いうちに行っておかねばならないヘイ城の古本屋。あの風景を青空の下で眺めなければ。いよいよあの風景とのご対面が近づく。ドキドキしながら城の入り口となっている小さな木の扉をくぐってみると…。
な、ない! お城はあるけど、本棚がない!!
向かい側の壁沿いには本棚。でも以前テレビやインターネットで見たときと違って屋根もある。やはり何かがおかしい。あまりのショックにお城をぐるりと回ってたものの、やはり、ない。
「HONESTY BOOKSHOP」という看板は昔のままなのに…。
友人にあきれられつつ、しばらくの間ショックを引きずり続ける私。お城の向かいの「HAY~ON~WYE BOOKSELLERS」を覗きつつ…
まだ心ここにあらず。これではせっかくのヘイオンワイを楽しめない、気持ちを入れ替えねば! と思って気分転換に選んだのが、これ。
「Shepherds」という、羊のミルクでできたアイスクリームのお店のアイス2種。エルダーフラワー・シャーベットとコーヒー・アイスの甘さで復活した私は、再びこの場所を心から楽しむため、街に繰り出したのだった。
(続く)