2013-06-12

イースト・エンド散策

数週間続けて、週末に晴天が続いている。ロンドンに10年近く住んでいる身としては、そろそろ「何が起こっているんだ」と不安を覚えるころだが、それはそれとして、今回もまた、いそいそと青空の下に繰り出した。

まず訪れたのが、東部のハガーストン(Haggerston)。駅前のスペースでイベントをやっているらしい、と友人が聞きつけたのでやって来たのだけれど、バーやフード・ストールだけでなく、なぜか藁があちらこちらに積まれている。


藁でできた寛ぎスペース。「No Smoking on the Hay」と書いてあった。確かにとっても危険。ちなみにこの藁ソファ、座り心地はなかなか良いけれど、わらがいっぱい体に付いてくる。



中央には赤と緑のギンガム・チェックのクロスが敷かれたテーブル。小さな花が活けてあるのがとてもキュート。

そしてストールをチェックして選んだ本日のお昼は…


ブリオッシュ生地のバンズに、ぷりぷりのロブスターとシャキシャキ野菜がたっぷり入ったロブスター・ロール(8ポンド)と、


炭火焼の焼き鳥2種(計4ポンド)。ねぎまと鳥レバー梅ソースという、日本人にはうれしいラインナップ。屋台ものとしてはちょっと高めだけれど、味は抜群だった。


普段、あまりイーストに来ることはないけれど、気負わず心地良い雰囲気を満喫できてうれしかった。

トイレすらイースト・エンドらしさが漂っている。先週末のケンジントン・パレスのトイレとは好対照(笑)。

ちなみに後で調べてみたところ、これは「Gizzi Erskine’s Barn Yard Party」というイベントで、Gizziはテレビにも出演するセレブ・シェフなのだとか。おまけに写真を見てびっくり。焼き鳥屋さんでいやに目立つ女性がいるなと思い、写真を撮らせてもらった女性がGizziだった…!

牧歌的な雰囲気を思う存分楽しみ、次に向かったのは、お隣ホクストン駅のすぐ近くにあるスカンジナビアン・ベーカリー「ファブリック(Fabrique)」。スウェーデンはストックホルム発で、石窯を使って焼いたパンが人気なのだとか。





一見、そっけないインテリアだけれど、壁の文字や照明にこだわりがうかがえる。

芸がないと言われようが、やっぱりスカンジナビアと言われたら、これを外すわけにはいかない…ということでシナモン・バンとカフェラテをチョイス。

大きすぎず、甘すぎず、良いバランス。


なんだかイーストではオシャレ犬遭遇率が高いような気がする。

すぐそばには、ジェフリー・ミュージアムが。外から見ても素敵な建物。今日は入らなかったけれど、次の機会にはぜひ!

そしてようやくお腹がいっぱいになったところで、この日のメインイベントへ。

(続く)