2013-06-12

サーペンタイン・ギャラリーのパビリオン

エネルギーを満タンにして向かったのは、ハイド・パーク。思った通り、すごい人。サーペンタイン・レイクはボートを楽しむ人でいっぱい。


公園に行くとき、いつもならあてもなくぷらぷら歩くのが常だけれど、今回は目的が。それがハイド・パークのお隣、ケンジントン・ガーデンズにあるサーペンタイン・ギャラリー横の敷地に夏季の間だけ出現する「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン(The Serpentine Gallery Pavilion)」。今年のデザインを担当したのは、何と日本人建築家の藤本壮介氏。真っ青な空と木々の濃い緑に囲まれた空間に突如現れる巨大な白いパビリオンは、ものすごいインパクトがある。


白い棒を組み合わせてつくられていて、内部にはカフェ・スペース。フォートナム・アンド・メイソンのカフェ・スタンドが入っていた。メディアでは「ジャングルジム」のよう、なんて形容されていたこともあり、晴天限定の建物、なんて思っていたのだけれど、上部には透明の板が張られていたので、雨でも平気なのかもしれない。パビリオンの上部には数カ所、隙間があり空を直接望めるようになっていて、青、白、緑の鮮やかなコントラストに思わず口をポカーンとあけて上を見上げてしまった。



どうせならパビリオン内でお茶を楽しみたかったけれど、既にクローズの時間。そこで前から一度行ってみたかったサウス・ケンジントン駅近くのクレープ屋、「ザ・ケンジントン・クレープリー(The Kensington Crêperie)」へ。


友人とシェアしたバタースカッチ味のクレープはシンプルながら濃厚な甘みが後を引く。今度は外はパリパリ、中はふんわりの食事クレープにも挑戦してみたい。


晴れているというだけで、ロンドンはいつもの何倍も美しくなるような気がする。同じような写真をいくら撮っても飽きなくて、何枚も何枚も同じような空と自然の写真ばかりが増えてしまう。ようやく、ようやくロンドンに訪れた夏(春は果たしてあったんだろうか)。来週も、再来週も、また外に繰り出したくなるような週末になってくれれば…。